ubuntu20.04日本語 RemixのライブUSBメモリーを作る。
ubuntu20.04が4月にリリースされ、その日本語 Remixがリリースされるのを待っていました。そして今朝、たまたま確認したところリリースされていました。
オリジナル版でも日本語環境は整っているらしいのですが、日本語 Remixにはunzipで展開するファイルに日本語(シフトJIS)を含むファイル名がついていた場合に文字化けしない対策とか若干の追加が含まれているそうです。なので私はいつも日本語 Remixがリリースされてから移行するようにしています。
今日はインストール用のライブUSBメモリーを作りました。
ライブUSBメモリーの作成
以下はUbuntu上での作業です。Windowsでの作業は、メディアがDVDになりますがhttps://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/BurningISOにありますので参考になるかと思います。
ubuntu20.04日本語 Remixのダウンロード
Ubuntuの日本語環境の画面から日本語 Remix イメージのダウンロードのアイコンをクリックしダウンロード画面に入ります。
"ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso(ISOイメージ) (md5sum: 587ca73ee13f576b1251073b02ec4603)"をダウンロードします。結構時間掛かりますので、その間に他の仕事が出来ます。
ダウンロードしたファイルのチェック
端末を起動してダウンロードしたディレクトリに移動します。
$ cd ダウンロード
次のmd5sumコマンドでダウンロードファイルのMD5ハッシュ値を表示させます。
$ md5sum ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso 587ca73ee13f576b1251073b02ec4603 ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso
表示されたMD5ハッシュ値とダウンロードサイトに書かれているmd5sum:値と比較して一致していればOK。
MD5ハッシュ値の比較までを自動でできますが面倒なので画面に表示、表示された値とサイトの値をエディタに貼り付ければ目視でも簡単に比較できます。
587ca73ee13f576b1251073b02ec4603 ←ダウンロードサイトに表示されている値
587ca73ee13f576b1251073b02ec4603 ←md5sumで非用事された値
もし値が一致しない場合はファイルが壊れていたり改竄されているので、再度ダウンロードし直すことになります。
USBメモリーに書き込む
ライブDVDではなくライブUSBメモリーにします。ライブDVDは雑誌の付録でも手に入りますし作るのも簡単ですが、動作が凄く遅いので我慢なりません。
ホームのダウンロードフォルダーにubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.isoがあること、そしてUSBメモリーがセットされていることを確認して"ブータブルUSBの作成"を起動します。
USBメモリーは4GBほどあれば十分ですが、手持ちの8GBのものを使いました。 "ブータブルUSBの作成"のソフトはubuntuのインストールと同時にインストールされています。
実行するとダウンロードしたISOファイルと挿入しておいたUSBメモリーが自動で認識され、手で指定する必要はありませんでした。 そのままボタンを押すだけで、時間は約3〜4分程と短時間で終りました。
参考:
ライブUSBメモリーに使ったUSBメモリーはそのままでは普通の使い方はできなくなっています。ファイルシステムがiso9660になっているためです。これを普通のファイルシステム、たとえばfat16やfat32にすれば普通に使えるようになります。 これにはgpartedというソフトが必要になりますが、ubuntuのインストール時にはインストールされていませんので、追加でインストールする必要が有ります。
gpartedは使い方を誤るとシステムを壊す恐れが有りますので、下手な説明はやめておきます。 必要なことはファイルシステムをiso9660ではなくfat32でパーテーションテーブルを作ることです。
ここまで準備できたらOSについては準備完了です。後は現状のPC上にあるデータ類のバックアップをとることですね。追加のアプリなどの情報も忘れないようにしないとね。ソフト的にはこれでいつでも移行できる状態になりました。
少しライブ起動で20.04試してみました。USBメモリーでも動きが遅くてイライラします。