こうかの雑記

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昔の懐かしいこと、ubuntuのこと、その他いろいろ

マイナンバーカード用ICカードリーダーを準備した

 わたしのマイナンバーカードの主な利用目的は確定申告です。なので基本的にスマートフォンではなくPCで使うことを考えています。私のスマートフォンは安物なのでICカードリーダーとしては使えないので、PC用のICカードリーダーを調達しました。

調達

 「公的個人認証サービス ポータルサイト」にマイナンバーカードに対応したICカードリーダーの一覧が掲載されています。更新はされているようですが、販売終了した古い製品が多いです。私はこの一覧は参考にはしましたが、マイナンバーカード対応の表記があるものは他にも沢山ありますので、Amazonで低価格のものを探しました。

 今回、Amazoneで調達したICカードリーダーは、メーカー名:TFTEC JAPAN(変換名人)、型番:USB2-ICCR。袋に「MADE IN CHINA」と書かれていました。説明書は付いていません。

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ICカードリーダー

 今回、この製品を選んだ理由は低価格 1,268円ということもありますが、ドライバーをインストールする必要がないというのがポイントでした。ドライバーはWindowsが持っている標準のものを使うことになります。PC/SC対応ということになります。今回使うPC環境は変則的で、ubuntu上のvirtualboxで動く仮想マシンにインストールされたWindows10なので、できるだけ単純に設定できるものが良いと判断しました。

 3,000円以上する製品がある中、年に一度ほどしか使わない物なので、シンプルで安いもので良いと思いました。

ubuntu+Virtualbox仮想マシンでUSBのICカードリーダーを認識させる

 以下は仮想マシンで使う場合です。普通にWindowsを使っておられる方はPC背面のUSBポートに接続するだけでOKです。(PC背面のUSBポートはマザーボードに直で繋がっています)

 正直なところICカードリーダーを使えるようにするところで一番心配だったのは仮想環境で無事に設定できるかというところでした。結果的にはスムーズに設定できました。

 仮想マシンのゲストOS(この場合はWindows10)でUSB機器を使う為の設定は2020-05-31にアップした記事「Virtualbox上のゲストOSでUSBを使うための設定」を参考にして下さい。

 以下は上記記事でUSBを使えるようにしていることを前提にして、USBのICカードリーダーを追加するところだけを載せます。

  1. ゲストOSが起動していない状態でICカードリーダーをPC背面のUSBポートはマザーボード直結のUSBポートに差し込みます。
    (設定するだけならフロントパネル等のUSBポートでも可能でした。)
  2. Virtualboxマネージャの画面でゲストOS を選択し、設定 →USB
  3. 「USB コントローラーを有効化」にチェックが入っていることを確認
  4. USB1.0またはUSB 2.0 またはUSB 3.0 にチェック。今回のカードリーダはUSB2.0でした。
  5. USB デバイスフィルターで、右にある「+」のアイコンをクリック。
    すると接続されているデバイスの一覧が表示される。
    今回のカードリーダは「Generic EMV Smartcard Reader[0120]」と表示されました。
  6. ゲストOSで認識したいデバイスにチェックをつけて「OK」をクリック。

 ここまで出来たら、ゲストOSの仮想マシンを起動。  Window10のエクスプローラでデバイスが表示されていればOK。

 本当にマイナンバーカードを読めるか確かめる方法は次の記事に書きます。次の記事はWindows10での作業になります。