仮想マシンが起動しなくなった
年に一度の作業のため久々にVirtualbox上のWindows10を使おうと仮想マシンを起動してみると、「仮想マシン"Windows10"のセッションを開けませんでした。」とつれないメッセージが。 さらに
Kernel driver not installed (rc=-1908) The VirtualBox Linux kernel driver is either not loaded or not set up correctly. Please try setting it up again by executing '/sbin/vboxconfig' as root. 後省略
"Kernel driver not installed (rc=-1908)"でネットで検索して対応方法を見つけたのは良かったのですが、簡単なはずの操作を間違えてしまい強制中断しました。その結果、中途半端な状況になってしまいエラーで先に進めることか出来なくなってしまいました。多分ミスってなければ簡単に修復できたのにと思います。
そこでVirtualboxの再インストールを試みることにしました。
まず次のコマンドでアンインストールしました。
sudo apt-get -y remove virtualbox virtualbox-6.
VirtualBoxのダウンロードサイト https://www.virtualbox.org/wiki/Linux_Downloads から最新版をダウンロード、ubuntuソフトウェアでインストールすると復活しました。VirtualBoxを起動すると前回の仮想マシンやUSB設定などが生き残っていました。良かった。
最悪、VirtualBox設定のゴミが残ってOSの再インストールになるかと覚悟していましたので、とてもラッキーに感じました。
参考記事: Ubuntu上でのVirtualBoxで仮想マシンを立ち上げようとしたときに Kernel driver not installed (rc=-1908) のエラーが出た場合の対処方法
念の為に上記記事のメモ
カーネルのバージョンを確認
$ uname -r 5.8.0-38-generic
該当するバージョンのカーネルヘッダーをインストール
$ sudo apt update $ sudo apt install linux-headers-$(uname -r)
vboxconfig の実行
$ sudo /sbin/vboxconfig vboxdrv.sh: Stopping VirtualBox services. vboxdrv.sh: Building VirtualBox kernel modules. vboxdrv.sh: Starting VirtualBox services.
これで無事にVirtualBoxの仮想マシンが起動するようになります。
今回の失敗は$ sudo /sbin/vboxconfig でsudoを漏らしてしまったことでした。結果、今回は上記コマンドを使いませんでしたが、次の機会には使うことでしょう。
ホスト側のOSでカーネルのアップデートがあった場合に、今回の様に仮想マシンが起動しなくなります。今回はかなり焦りました。カーネルのアップデートはたまにあるので、次は焦らないで落ち着いて対処できるようにしたいものです。