自転車の防犯登録抹消をしました
知らない方、多いと思いますが自転車を他人に譲る場合、防犯登録抹消と自転車譲渡証明書が必要となります。(廃車の場合は防犯登録抹消のみ)
抹消しておかないと、将来に譲った自転車が問題を起こした場合のリスクが残ります。防犯登録の有効期限は10年と言われていますが、実際にはそれ以上保存されているそうです。但し盗難時の検索は期限内に限られるらしいです。
自転車を購入した時にお店で防犯登録を薦められると思います。私も防犯登録していました。
50年ほど昔のことですが、夜に外出先で鍵かけておいたのにまだ新しい自転車を盗まれたことがあります。盗まれた地点から15km離れた県境の国道の検問所で犯人は捕まりました。自転車は鍵の部分がキズついて返ってきました。この当時に防犯登録があったのかどうか覚えていませんが、戻ってきたということは有ったのかも知れません。
県境の検問所っていつの時代かって話ですよね。この場所、関所跡なんですよ。さすがに今は検問所はありません。
こんな苦い経験も有って防犯登録はするようにしていました。
といいますか、今回調べてみたら1994年(平成6年)から「自転車の安全利用の促進および自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」で義務づけされているそうです。
この10月の末に、自転車を人に譲ったのですがお互いに防犯登録のことをすっかり忘れていました。数日前に相手の方から「登録抹消」してくれないかと依頼がありました。
登録抹消
登録抹消の手続きは都道府県によっては異なりますが、防犯登録した警察または自転車防犯登録推進協議会(都道府県で名称は違うかも知れません)で行います。最初に警察に尋ねてみたら協議会の電話番号を教えてくれました。協議会で手続きすると、その結果が警察にも届くようになっているそうです。
協議会に電話しました。手続きは名義人本人なら電話で出来るそうです。電話で出来るなら遠隔地でも問題なしですね。
殆どの人が防犯登録の控えって行方不明だと思います。私も無くしてしまいました。でも大丈夫、登録されている内容を確認できれば良いのです。電話で確認された項目を以下に載せます。電話する前に調べておきましょう。
・防犯登録番号 自転車に貼っている防犯登録シール
・車体番号 自転車のフレームに刻印されています。探して下さい。
・フレームの色 自転車を見ましょう。
・名義人の氏名
・電話番号 登録した電話番号。
・名義人の住所
・登録年月日 私の場合は前のブログを調べて年月までを伝えました。
登録に600円ほど掛かりますので、納車の日だと思いますが。
これって防犯登録した時の項目です。他に購入先、メーカもあったと思いますので、確認しておくと良いでしょう。
今回は既に自転車を相手の方に渡し済みなので、相手の方から最初の2項目を教えて貰いました。
以上を伝えるだけで登録抹消の手続きが終りました。
登録抹消が完了するまでに7〜10日程掛かるとのこと。(多分、都道府県で違うかも知れません)
譲渡手続きの案内もして頂きましたが、今回は別の都道府県の方になるので、そちらで確認することになりました。
譲渡手続きの譲渡人側は、自転車譲渡証明書を作成して押印して相手に渡すだけです。
この譲渡証明書にも上記項目を記入して、譲受人欄は空欄で相手に渡します。譲受人もまた県外なのでPDFで送付します。(自転車譲渡証明書はネットで探せば簡単に見つかります) 多分、相手の方はそれを持って後の手続きをされると思います。
今回は私、登録先、譲受人の三者が別々の都道府県の上、控えが無いので面倒なことになったと思いましたが、電話で済ませられ、譲渡証明書もPDFでも良いということで予想以上に簡単に済みました。