こうかの雑記

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昔の懐かしいこと、ubuntuのこと、その他いろいろ

タイピング練習してみた

 私、コンピュータ歴は45年近く(PCが出現する前から)あり、キーボードには慣れているつもりではいました。日本語入力も「ローマ字入力」ではなく「かな入力」しているくらいです。

 でもブラインドタッチが出来ないんです。 昔々、挑戦したことがあるのですが挫折しています。

 ブラインドタッチでなくても、キー入力は何とか普通程度には出来ていたので不便には思ってなかったです。しかし、3年程前ですが私の仕事の後継者としてやってきた女性がブラインドタッチ出来る人で、凄い勢いでキーボードを叩ける人でした。よそ見しながらでもキー入力できるだけでなく、入力ミスがないのにも衝撃を受けました。

 聞くところによると昔、派遣社員で勤めていた頃にPCを覚えて、ブラインドタッチだけでなくWindowsExcelのショートカットキーなども覚えたそうです。派遣社員でやっていく上でのプロ意識が半端ない人でした。なので資料作りなどのPC作業も早い早い。

 私も「かくありたい」と思ったものです。しかし気持ちはあれど昔の挫折した経験も有ってなかなか練習する気にはなりませんでした。
 でも、その人から受けた印象が残っていたのでしょうね。今日「ゆきの足あと」の記事『子どもから大人までオススメのタイピング練習ゲーム|タイピンガーZ』を読ませて頂いた時に、惹かれてしまいました。

 早々に「タイピンガーZ」を試して見ました。

 昔に試したタイピングソフトと違って、意外なほど楽に出来ます。効果も早く自覚できました。多分、一度に多くの文字キーを対象にしてなくて、少しずつキーの位置と指の感覚(伸ばし具合)を身につけるところが違うのかなと思います。ゲーム感覚というのもありますが、楽しんで練習できました。

 実キーボードを見ないで練習することを求められてますが、実際にやってみると簡単に出来るようになっています。ホームポジションにあることと指の伸ばし加減を覚えることで出来るようになりました。感覚を身につけることが大事かな。

 問題は数字キー。ホームポジションから遠いこともあってホームポジションを保とうとするといきおい速度が落ちてしまい、なんどやっても合格点を取れなくて困りました。ホームポジションを気にしなければ簡単ですが……数字は特訓が必要かと痛感しました。

 一寸試してみるだけのつもりで初めたのですか、アルファベット制覇までできるとは思っても無かったので感激しています。しばらくの間、毎日繰り返して確実なものにできたらと思っています。

 プログラミングが今でも趣味なのでアルファベットだけでも成果有りだと思います。日本後入力は、私、かな入力派なのでかなでも良い練習方法があればなと思っています。なにか良いのないかしらね。

 今日は、ちょっと覗いたブログ「ゆきの足あと」のuckiさんの記事のおかげで楽しめました。ありがとうございました。

真紅のシャクナゲ

 一週間ほど前の新型コロナウイルスのための緊急事態宣言が全国に拡大された頃、私とパートナは自動車で20分程の場所にある花緑公園に行ってきました。
 普段から人数の少ない自然公園です。何が見たいという当てがあったわけはなくただ散策してました。

 丁度、シャクナゲの花が満開で綺麗に咲いていました。ピンク系、白系か圧倒的に多い中で一本だけ目を惹く真紅の花を咲かせている木が有りました。
 真紅の花といえば薔薇を連想するところですがシャクナゲにも、こんなに赤い花があるのですね。スマートフォンのカメラで写真を撮りました。撮影の時点で、その赤い色がスマートフォン画面で忠実に再現されていないので残念に思いながらシャッターを押したのを覚えています。

 その時の写真が次のものです。

f:id:koukaforest:20200425221320j:plain

 何故、一週間ほど前のことを記事にしているかと言いますと、実は私の好きな本である『レベッカ』を今読み直していたところなのですが、その文中に真紅のシャクナゲのことが書かれている部分があったからです。その部分を引用してみます。

やがてとつぜん、わたしは前方の暗い車道の向うに、一つの空地と、わずかばかりの青空を見た。すると、たちまち暗い木立ちはうすくなり、名も知れぬやぶは消えうせた。そして、わたしたちの両側は、はるかに頭上にそびえる血のように赤い一面の壁だった。わたしたちは、シャクナゲの中にはいりこんでいたのだ。あまりふいに、それがあらわれたので、わたしは、びっくりしてしまった。いや、むしろ、はっとした。森の中に、こんなものがあらわれようとは、まるで予期していなかったからである。とても信じられないほどたくさんの真紅の花が、幾重にも重なりあっていて、そこには一枚の葉も、一本の小枝も見えなかった。見えるのはただ、それまでわたしが見たどんなシャクナゲとも似ていない、毒々しく、こってりとした、ふしぎな紅色だけだった。

(大久保康雄訳版 第7章から)

 いままで読書で数回、EPUB電子書籍化の為にも数回、読んできましたが、今ほどに花のイメージが結びついたことはありません。「真紅のシャクナゲってこんなのか」と。

 外出自粛ムードの飽き飽きする中で何回目になるかわからない『レベッカ』を読んでいます。さすがにストーリを全て把握しているのでサスペンス度はありませんが、今回のように体験と結びつくとまた面白いですね。
 EPUB化する時にも使われている用語などでアレッと思ったものについては調べましたが、そういう調べながらも勉強になって面白いと思います。若い頃は一気読みで2日程で読んだものですが、さすがに知ってしまっていることと、目が疲れやすくなっていることで数日を要するようになってきました。

関連記事:好きな本『レベッカ』

EPUB電子書籍の圧縮・解凍

 昔(まだWindowsを使っていた2013年頃)にEPUB編集ツールのsigilを使って自炊したEPUB2ファイルが幾つかあります。(sigilはEPUB3に対応してなかったので、今は使っていません。自作ソフトを使っています。)

 EPUB2の電子書籍から中身を取り出してEPUB3で作り直したくなったのですが、そのためにはEPUB2ファイルを解凍してテキストを取り出さなくてはなりません。
 ところが、EPUBファイルの圧縮・解凍の方法についてすっかり忘れてしまっていました。

 そこで、今後のこともあるのでソフトを使わないでEPUBファイルの圧縮・解凍する方法を備忘録として記事に残すことにします。

ubuntuを前提にしています)

EPUBファイルの圧縮

 EPUBファイルは次の様な構造になっています。

book フォルダー
 mimetype
 META-INF フォルダー
  container.xml
 item フォルダー
  standard.opf
  navigation-documents.xhtml
  image フォルダー
  stype フォルダー
  xhtml フォルダー

 上記構造のままbookフォルダーをzipで圧縮したものがEPUBファイルになります。但し単純に圧縮したものではなく、上記の中のmimetypeという名前のファイルについては圧縮しないことになっています。そこで少し手間が増えますが次の手順を踏んで圧縮することになります。

  1. 圧縮前のEPUBファイルが入っているフォルダーをカレントデイレクトリにします。

  2. ZIPアーカイブを新規に作成して、そこに圧縮しないでmimetypeファイルを入れます。
      $ zip -0Xq my-book.epub mimetype
      これでmy-book.epubという入れ物が作られて、ここに圧縮されていないmimetypeが格納されます。

  3. 残りの部分をすべて圧縮して、ZIPアーカイブに入れます。
      $ zip -Xr9Dq my-book.epub *

 以上でmy-book.epubという名前のEPUB電子書籍が出来ます。

参考:上記zipコマンドのオプションの意味は以下の通りです。

-0 store only
-X eXclude eXtra file attributes
-q quiet operation
-r recurse into directories
-9 compress better
-D do not add directory entries

EPUBファイルの解凍

 解凍はとても簡単です。

  1. EPUBファイルの拡張子をepubからzipに書き直します。(これが肝心)
  2. GUIで解凍方法場合
      ファイラーでEPUBファイルを選択して、「ここで展開する」又は「展開先」を選択すれば解凍できます。
  3. コマンドで解凍する場合
      $ unzip 電子書籍名.zip