こうかの雑記

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昔の懐かしいこと、ubuntuのこと、その他いろいろ

Clamtk6.03-1のインストールで躓いた

 新しいOSを新規インストールしたのでセキュリティ関係のソフトとしてファイアウォールの設定をGUIで行うgufwとウイルススキャナーのClamtkをインストールしました。

 gufwについては特に変わったことはなく、sambaの設定もなんの問題もなくできましたので書くことはありませんが、Clamtkでは躓きましたのでメモっておきます。

 GitLabから最新のClamtkをインストールする際、直接「プログラムで開く(ソフトウェアのインストール(規定))」で処理すると失敗しましたとなります。どうもダウンロードに使われる圧縮方法がgzからxzに切り替えられたのが原因ではないかと思います。残っていたダウンロードされたファイルのアイコンを見ると錠(?)のマークが付いていました。

 諦めずにもう一度「ファイルを保存する」でダウンロードし、ダウンロードフォルダーの中に入ったファイルを見るとアイコンには錠マークは付いていませんでした。今回はclamtk_6.03-1_all.debを右クリックして「ソフトウェアのインストールで開く」を選択すると、無事にインストールできました。

 これってダウンロードの仕方によって圧縮方法が異なるということなの? よくわかりません。

 なお、2020/05/18現在の「ソフトウェア」で見つけられるClamtkのバージョンは6.02-1でしたので、少しでも新しい6.03にしました。

ubuntu20.04に移行した

 先日、ubuntu20.04日本語 RemixのライブUSBメモリーを作るの記事を書きました。今回は、そのライブUSBメモリーを使ってHDDへのインストールです。

 今どきのインストール先はSSDなのでしょうけれど、まだubuntuでのSSDの使い方を十分調べていないので今回もパスしました。わたしのPC環境には少し不安があるので実際、HDDでもインストールやり直しをするはめになったので良かったと思っています。

 とりあえず内蔵HDDを別のものに交換しubuntu20.04のインストールを実施しました。

 今まで利用していたHDDは、いざと言うときのバックアップにとっておきます。  

インストール

 新しいUbuntuのインストール自体は以前に比べてより簡単になったように思うのは気のせいかしら。事前に他のサイトUbuntu 20.04 LTSインストールガイド【スクリーンショットつき解説】で手順を調べているので、とてもスムーズに進みました。
 その手順は以下の通り。

  1. ライブUSBメモリーで起動。(UEFI画面でブートデバイスをライブusbメモリーを指定して起動)
  2. 日本語を選択してInstall Ubuntuを選択。クリック前に言語選択を忘れないように
  3. キーボードレイアウト画面でJapaneseJapaneseを選択
  4. アップデートと他のソフトウエアで通常のインストール、その他のオプションでそれぞれに追加でチェックを付ける。
  5. インストールの種類画面では、ドライブの状態によっては選択肢が増えますが単独で使うならディスクを削除してUbuntuをインストールでOK。
  6. タイムゾーンの設定画面では、既にtokyoになっているので、そのまま続行。
  7. ユーザー情報の設定画面では、あなたの名前、コンピュータの名前、ユーザー名、パスワードを設定。

 以上で各種ファイルを読み込んでインストールが進んで行きます。
 ここまではスムーズに進みました。(やり直しても苦にならないほどに。)  

PC固有の問題発生

 インストールが終わると再起動を求められますが、私のPCではここからが予想外の事態になりました。

 再起動させるとGNU GRUBの画面になってしまうのです。デュアルブートの選択をしていないのに何故? HDDへの書き込みがおかしい? と疑ったりしました。これでインストール作業をやり直してみたりしました。

 PCが使えないのでタブレット端末を使ってネットで調べていくと、マザーボードのセキュアブートの設定が影響しているかもしれないという情報が見つかりました。セキュアブートを無効に変更。(具体的にはセキュアキーを削除) 前にVirtualBoxのインストールの途中で失敗したのもセキュアブートの所為なので、無効にするのには躊躇しませんでした。

 それでもOSがブートができないので次に思い当たったのがブートデバイスの優先順位。デバイスubuntuを書き込むと3つ位のデバイス名ができますが、多分その時に選択が間違っているのだろうと、順番を入れ替えて試行していると起動できるようになりました。

 何故、これを思いついたかというと、以前から前日までブートできていたのが突然ブートできなくなるということが何度かあり、その時に試した方法が優先順位を変えるという方法でした。まったく納得できませんが、私のマザーボード(H97M-E)固有の問題かと推測してます。

再起動後の設定

 無事再起動するとログイン画面が出て、ubuntuにログインができるようになります。

 次の設定が求められます。

  1. オンラインアカウントへの接続画面をスキップ。あとでも設定できます。
  2. Livepatchの画面もスキップ。デスクトップPCの運用では必要ないでしょう。
  3. Ubuntuの改善を支援するの画面では、私は「はい」を設定。
  4. プライバシーの画面では、位置情報サービスをoffで設定。据え置きPCなので意味ないですし。

 以上で初期の設定は完了です。

 後は旧HDDからバックアップしておいたデータ等を復旧させる、各種アプリケーションをインストールし直せば移行完了となります。ぼちぼち復旧させていく予定です。  

Ubuntu20.04で変わった事柄

 少し使っただけですが、いくつか18.04との違いに気が付きましたので列挙します。

  1. デスクトップ画面にホームのアイコンが出ています。18.04ではDockの中にあったように思います。
  2. デスクトップの配置位置が綺麗に配置できるようになりました。以前はフリーになっていて、縦横揃えて配置するのが難しかったですので、嬉しいです。
  3. デスクトップ画面にある拡張子が.mdのテキストファイルをgeditで編集して保存するとデスクトップ画面から一部を除いてほとんどのファイルのアイコンが消えてしまいます。(表示が消えるだけで削除されるわけではありません)
     拡張子なしのテキストファイルではこのようなことはありません。多分、Firefoxが拡張子 .mdを Markdownドキュメントと認識できるようにとMIMEタイプのデータベースをいじったからかも知れません。とりあえずの解決方法はmdファイルをデスクトップではなく適当なフォルダーの中に入れておくことです。  参考:Firefoxでmarkdownを読んでみた
     (まだやったことを確認できていませんが、他にもアイコン表示が消えることがありました……困るなぁ。)
  4. 一定時間操作しないとブランクスクリーンになるのですが、ここから復旧させるのにパスワードが必要になりました。18.04の時はパスワードを叩く必要はありませんでした。ちょっと面倒くさくなりました。

 まだ他にもあるかもしれませんが、とりあえずの報告とします。

ubuntu20.04日本語 RemixのライブUSBメモリーを作る。

 ubuntu20.04が4月にリリースされ、その日本語 Remixがリリースされるのを待っていました。そして今朝、たまたま確認したところリリースされていました。

 オリジナル版でも日本語環境は整っているらしいのですが、日本語 Remixにはunzipで展開するファイルに日本語(シフトJIS)を含むファイル名がついていた場合に文字化けしない対策とか若干の追加が含まれているそうです。なので私はいつも日本語 Remixがリリースされてから移行するようにしています。

 今日はインストール用のライブUSBメモリーを作りました。

ライブUSBメモリーの作成

 以下はUbuntu上での作業です。Windowsでの作業は、メディアがDVDになりますがhttps://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/BurningISOにありますので参考になるかと思います。

ubuntu20.04日本語 Remixのダウンロード

 Ubuntuの日本語環境の画面から日本語 Remix イメージのダウンロードのアイコンをクリックしダウンロード画面に入ります。

"ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso(ISOイメージ) (md5sum: 587ca73ee13f576b1251073b02ec4603)"をダウンロードします。結構時間掛かりますので、その間に他の仕事が出来ます。

ダウンロードしたファイルのチェック

 端末を起動してダウンロードしたディレクトリに移動します。

$ cd ダウンロード

 次のmd5sumコマンドでダウンロードファイルのMD5ハッシュ値を表示させます。

$ md5sum ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso
587ca73ee13f576b1251073b02ec4603  ubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.iso

 表示されたMD5ハッシュ値ダウンロードサイトに書かれているmd5sum:値と比較して一致していればOK。

 MD5ハッシュ値の比較までを自動でできますが面倒なので画面に表示、表示された値とサイトの値をエディタに貼り付ければ目視でも簡単に比較できます。

587ca73ee13f576b1251073b02ec4603 ←ダウンロードサイトに表示されている値
587ca73ee13f576b1251073b02ec4603 ←md5sumで非用事された値

 もし値が一致しない場合はファイルが壊れていたり改竄されているので、再度ダウンロードし直すことになります。

USBメモリーに書き込む

 ライブDVDではなくライブUSBメモリーにします。ライブDVDは雑誌の付録でも手に入りますし作るのも簡単ですが、動作が凄く遅いので我慢なりません。

 ホームのダウンロードフォルダーにubuntu-ja-20.04-desktop-amd64.isoがあること、そしてUSBメモリーがセットされていることを確認して"ブータブルUSBの作成"を起動します。

 USBメモリーは4GBほどあれば十分ですが、手持ちの8GBのものを使いました。  "ブータブルUSBの作成"のソフトはubuntuのインストールと同時にインストールされています。

 実行するとダウンロードしたISOファイルと挿入しておいたUSBメモリーが自動で認識され、手で指定する必要はありませんでした。  そのままボタンを押すだけで、時間は約3〜4分程と短時間で終りました。

参考:

 ライブUSBメモリーに使ったUSBメモリーはそのままでは普通の使い方はできなくなっています。ファイルシステムiso9660になっているためです。これを普通のファイルシステム、たとえばfat16fat32にすれば普通に使えるようになります。  これにはgpartedというソフトが必要になりますが、ubuntuのインストール時にはインストールされていませんので、追加でインストールする必要が有ります。

 gpartedは使い方を誤るとシステムを壊す恐れが有りますので、下手な説明はやめておきます。  必要なことはファイルシステムiso9660ではなくfat32でパーテーションテーブルを作ることです。  

 ここまで準備できたらOSについては準備完了です。後は現状のPC上にあるデータ類のバックアップをとることですね。追加のアプリなどの情報も忘れないようにしないとね。ソフト的にはこれでいつでも移行できる状態になりました。

 少しライブ起動で20.04試してみました。USBメモリーでも動きが遅くてイライラします。