Garmin（ガーミン）、ランサムウェアに襲われる

　先月（６月）、世界的企業のホンダが襲われて工場が停止する事態に陥りましたが、今度はガーミンが襲われたというニュースが有りました。

ランサムウェア攻撃によってGarminのサービスが世界的に停止

　ガーミンと聞いても知らない人が多いかも知れませんが、GPS機器メーカとしては有名な会社でアウトドア派な人の間では知られていまです。私は山登りをしませんが、小型のカーナビnuvi205を持っていました。

　そのガーミンが米国時間7月22日の終わり頃から現在世界中でオンラインサービスの障害に陥っているとのことで、オンラインサービスを使う何百万ものユーザーが混乱しているらしいです。

　今回のランサムウェアは、いまのところ被害者のファイルを暗号化する前にデータを盗んだり外に持ち出したりする機能は無いらしく、バックアップを持っている企業なら、身代金を支払わずに済む可能性があるとのこと。
　バックアップを持たない企業は身代金要求に直面し、身代金の支払を行ったにもかかわらず残念な状態に置かれたままの、たくさんの犠牲者もあるそうです。

　ランサムウェアが出現した頃の対象は一般ユーザーでしたが、2015年頃から大金の身代金を得られる大企業を対象とするようになったようです。しかし一般ユーザーが安全だという保証はないので注意が必要です。

　システムのアップデートはきっちりと行い、できれば失って困るデータはバックアップを取っておきたいものです。さらに可能なら漏洩して困るファイルは暗号化したいものです。

　私が在職中の頃のはなしですが、何人かのWindows PCでシステムの更新時間の設定が電源の入っていない時間帯になっていて、一度も更新されてなかったというのがありました。他人に設定してもらったという人は、一度設定の確認が必要かも知れませんね。