Musescore3.6にアップデートした
Musescore3で楽譜入力、再生演奏を楽しんでいます。
linuxでは、Musescore3はAppImage版が提供されているので簡単に導入して使っていました。しかしAppImage版の場合、ファイルとの関連付けがされないので楽譜ファイルをクリックしてもMusescore3が起動してきません。最近、使う頻度も上がってきたので本格的に従来のインストール方法での利用に切り替えてみようと思いました。
ubuntuソフトウェアで探してみると最新のMusescore3.6が見つかりました。新バージョンが公開されたのはubuntuソフトウェアの収録としては珍しく最新版です。
そうそうにインストールして試してみると……残念!日本語入力が出来ない。パッケージングの問題かと思いますが、タイトルに日本語が使えないのは厳しい。断念しました。
仕方なく本家サイトからAppImage版をダウンロードしてきました。
インストールはダウンロードしたファイルを適当に使いやすいフォルダーに置いて、実行権限を与えるだけです。実はこれだけでは動きませんでした。作業したのが夜も遅かったので電源ダウンして、朝から起動して試したところ無事動きました。
Musescore3.6で既存の旧バージョンで作った楽譜ファイルを開くと、次の画面が出てきて新しいスタイルを使うか確認してきます。
- 「新プロフェッショナル記譜フォント、Leland」にチエックを入れます。
- 「改善されたテキストフォント、Edwin」は場合によりけりです。というのはEdwinにすると日本語部分がゴシック系になってしまいます。欧文だけなら支障ないと思います。このフォントは後からでも変更できます。ちなみに3.4でのデフォルトのテキストフォントは
FreeSerif
になっていました。
後で変更する方法は対処テキストを選んて、画面右のインスペクタ内のテキストのフォントを選びます。 - 「新スタイルを適用」ボタンをクリックします。
Musescore2の楽譜ファイルがあったので、試しに開いたところ問題なく開けました。
Musescore3.6の新しいスタイルで保存した楽譜ファイルはMusescore3.4では開けませんでした。 3.4に戻るなということですね。
尚、MusescoreにはWindows版、Mac版もあります。
参考記事
ギターソロ楽譜「夜霧のしのび逢い」
Musescoreを久しぶりに使って、ふと思い出しました。 高校生の頃、同好会のメンバーから写させてもらった手書きの楽譜があったことを。 探してみたら出てきました。 こういう手書きの楽譜を清書するのにMusescoreは便利です。
当時は硬い目のシャープペン芯を使っていたみたいで、線が薄い。編曲者の名前も書かれていません。 とにかく音符を写すことを優先にしていたのでしょう、運指とかの演奏情報は何も書かれていません。 でも譜面を見ていると何となくわかりますね。
書き写してから50年経っていますのでボロボロです。 楽譜が破損、紛失する前に電子化出来て幸いでした。
この曲はクロード・チアリ氏のギター演奏で有名です。 というかこの曲でクロード・チアリ氏を知りました。原題は「La Playa」で「浜辺」を意味しています。 日本以外では映画とは全く無関係なのです。 日本で映画「夜霧のしのび逢い」が封切られる際にサウンドトラックがこの曲に差し替えられたせいで、曲名も「夜霧のしのび逢い」で有名になりました。
比較的簡単に楽しめますのでレパートリにどうぞ。
以下にPDFを載せます。 PDF画面内の右上のポップアウトボタンをクリックしてダウンロードして下さい。
TOA フェルナンド・ソル作曲の月光
先日、メールを頂いた話を記事にしました。久しぶりに東京音楽アカデミー(TOA)の教材を開いて譜面を見ることになりました。その記事では教材をスキャンしてPDFで楽譜を提供したと書きました。でも譜面を見ている内にまた楽譜の世界に親しんでみたくなってきました。 なので久々にMusescoreで楽譜を入力しました。(そろそろ半年近くMusescoreを触っていないので使い方を忘れないうちに……)
今回はメールで依頼のあった曲を選びました。フェルナンド・ソル作曲の練習曲で「月光」の名で知られています。クラシックギターを学んだ人なら一度は聞いたことがある有名な曲です。
以下にPDFを載せます。必要な方はPDF画面内の右上のポップアウトボタンをクリックしてダウンロードして下さい。
また時々になりますが楽譜入力してブログに載せていきたいと思います。