こうかの雑記

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昔の懐かしいこと、ubuntuのこと、その他いろいろ

ubuntuでハガキ宛名印刷

 Windowsからubuntuに乗り換えた時、年賀状印刷をどうしようかと思ったものです。そんな時、運良く次のブログを見つけました。
alpha3166.github.io (元々はYahoo!ブログでしたが、2019年のサービス終了で引っ越しされました)

 本来ならば、読んで頂く方の便宜を考え、完結したオリジナル記事にするべきですが、今回は"アルファのブログ"さんへの感謝の気持ちを込めて、紹介ということにしました。
 この方の記事はWindows上のLibreOfficeですが、ubuntuでも変わりません。
 住所データの作り方(Calc)からハガキ印刷のレイアウトの作り方(Writer)、差し込みの設定、差し込み印刷まで、事細かに説明されているので、とても分かり良いと思います。
 ただ、ubuntuではトラブルもありましたので、その点を含めてアドバイスしたいと思います。

追加のアドバイス

・Baseについて
 一見するとCalcとWriterだけで済むように見えますが、実際には裏側でBaseが使われています。ubuntuで差し込みがうまく出来ない場合はBaseがインストールされていません。私はこれに気が付かずに結構の時間を悩みました。
 直接Baseを使うことがなくても追加インストールしておいて下さい。ubuntuソフトウェアで"libreoffice"をキーワードにして検索すると見つけられますのでlibreoffice Baseをインストールして下さい。
 (Windowsの場合はlibreofficeをインストールすると全て一式がインストールされ、このような問題は起きません。)

・レイアウト作りの為のハガキのスキャンについて
 フラットベッドスキャナでスキャンすると僅かの傾きもなくスキャンできますが、ベッドのガラス面の角に原稿を置いてスキャンすると、原稿の端の数ミリは読み取れないと思います。何ミリが切れるかはスキャナーによって異なるかと思います。私は厚紙を使って、その部分を埋めるため治具を用意してスキャンしました。

・フォントについて
 年賀状等のご挨拶には毛筆フォントが相応しいと思います。ubuntuに限らずOSには毛筆フォントは標準ではインストールされていないかと思います。当ブログの記事、

koukaforest.hatenablog.com

を参考にしていただければと思います。
 尚、縦書きにすると文字間が気になると思いますので、間隔を詰めると引き締まって見えるようになります。
 間隔を詰める方法は、書式--->文字--->位置のタブ-->間隔、で数値をマイナスにすると詰まります。

・設定するフォルダーはよく考えて
 どちらのOSでも同じだと思いますが、関係するファイル一式を他のフォルダーに移動させると動かなくなります。原因は各ファイルとの関係が絶対パスで結ばれているからです。なので後で移動させなくても良いように、よく考えてフォルダーを用意しましょう。
 やむを得ず移動させなければならない場合は、移動先のフォルダーで関係を再構築すると復活出来ます。
 復活できるとは言え、面倒なので最初からフォルダーをきちんと決めて作業されることをお薦めします。

 以上でubuntuでもWindowsと同様にハガキの宛名印刷が出来るようになります