リマスター版の映画「第三の男」があるということを知った
先日、「なつかしのフォノシート発見」 の記事で懐かしい「映画名曲全集 全一巻」を見つけた事を書きました。全32曲をYoutubeで探して全曲聞くことが出来たことも報告しました。実は、この時一つの発見がありました。(今頃と思われる方もおられるでしょうけれど)
Youtubeで映画「第三の男」を探しているときでした。演奏は色んなバージョンのものが見つけられるのですが、偶然見つけた動画の映像が綺麗なことに気づきました。 私がこの映画をテレビの画面で見た時(多分50年ほど前)は、かなりフイルムが傷んでいるなあという印象でした。私の記憶では、見づらい画質で、見続けているうちに目が(脳が)慣れてなんとか見られたという感じだったと思います。当時のテレビの性能も良くなかったので余計に見にくかったかも知れません。 多分、この映画については亡くなった父から聞いていたことと、音楽が好きだったということで無理矢理に見続けたのだと思います。
それが綺麗な画質に改善されているのには驚きました。 そんなデジタルリマスターという技術が有ることにも。 私は知りませんでした。 ある程度までは自動で補正し、そこから先は人手での補正とのことらしいです。
有名なラストシーンの傷んだ版動画とリマスター版動画がありましたので、その中から同じ1カットを取り出して比較してみました。
傷んだ版の画像
リマスター版の画像
新しい画像では女性の顔がはっきりと見えています。 デジタルリマスターという技術、凄いですね。昔の名作と言われている沢山の映画を復活させてほしいものです。
これだけ綺麗になっていると脳内補正の必要もないでしょう。もう一度見たくなりました。
音楽は「ハリー・ライムのテーマ」をはじめ、その他もチター一本で支えられてましたが雰囲気が合っていてとても良かったと思います。 ストーリがどうだったかは、もうどうでも良いと思いました。
雰囲気は次の動画でどうぞ