こうかの雑記

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昔の懐かしいこと、ubuntuのこと、その他いろいろ

パスワードの管理をする

 ネットで見ていたら100円ショップで「パスワード管理帳」が売られているようです。「えっ!」と思いました。何故なら「パスワードをメモするな」と教わってきましたからね。
 でも実際は、私もなんだかわからないように手帳にメモしていました。それが堂々「パスワード管理帳」と分かる形となると、どうかなと心配になってしまいます。
 こんな形でも売れているということはパスワードを覚えきれずに困っている人が大勢おられるのだと思います。

 最近、日本でも定期的なパスワード変更は推奨されなくなりました。その理由はパスワードを定期的に変更させられるようになると、「複雑なパスワードを作って覚えておく」よりも、「変更しても覚えていられる簡単なパスワード」を作りがちであるからということらしいです。

 要するに強度の高いパスワードを使うことが大事だということです。でもそういうパスワードって覚えにくいのですよね。

「パスワード管理帳」を気をつけて利用するというのも、ある意味仕方がないのかも知れません。

 私の場合は外でパスワードが必要なアクセスをすることは基本的にないので「パスワード管理帳」でも良いのかも知れませんが、より利便性の高いパスワード管理ソフトを使っています。

 今回は申し訳ないですが、linuxで使えるpasaffeを紹介します。

 各OSに有償/無償で色々なパスワード管理ソフトが提供されています。PC、スマートフォン等で共通に使えるものもあると思います。
 

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Pasaffe画面

 pasaffeは、シンプルな機能しか持っていません。

 認証情報(ID、URL、パスワード)を暗号化して保存し、選択した認証情報の各項目をクリック一つでクリップボードに取り出せます。その後ブラウザの入力位置に貼り付ける(Ctrl+V)だけ。
 またランダムなパスワードを生成する機能も付いていますので、パスワードを考えるのに悩む必要もありません。

 pasaffeの起動にはパスワードを入れなければなりません。覚えるのはこのパスワードだけなので負担にはなりません。
 Pasaffeは一定時間放置するとロック画面になります。(この機能は解除できます。)

 各サイトのパスワードを覚える必要がないので、強度の高いパスワードにできます。またパスワードの使い回しもしなくなります。結果、安全性が高まると思います。

 以前は便利だという理由でブラウザにパスワードを憶えさせていましたが、今はブラウザには憶えさせていません。

 

 pasaffeの前はテキストファイルでメモしてました。これでもコピーペーストで楽に使えますしね。ただ、これだと誰かに見られる恐れが有りますので要注意です。