こうかの雑記

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e-TAXで確定申告はこんな感じでできます

 今年の確定申告をe-TAXで送信するつもりをしています。 昨年はどうしたかというと、e-TAXで申告書を作りましたが、実際には確定申告会場まで出向いて、そこで入力、送信しました。その際にIDとパスワードを登録しました。 なので今年からは自分で出来るのです。

 e-TAXでの確定申告に関心をお持ち方で、躊躇しておられる方、多いのではないでしょうか? そんな方のために少し紹介させて頂きます。

 私は公的年金のみの所得で給与所得も雑収入も何もない状態なので、一番単純な例だと思います。その一番単純な例でどんな感じか紹介します。 多分、その他所得が有る場合も、さほど違い無いようにも思いますが、参考になるかと思います。 前回は退職した年で、給与所得と年金があるパターンを経験しましたが、もう忘れました。

 そうではなくて操作が不安という方は、確定申告会場では自分の手でPC入力に挑戦してみて下さい。一度体験してみると良いと思います。(多分、並ぶ時間が短くて済むと思いますし、分からない時には助けて貰えます。)

入力方法の選択

 給与・年金の方(給与・年金専用)左記以外の所得のある方(全ての所得対応)左のボタン選択がお分かりにならない方の3種類から選択しますが、今回は年金のみなので最初の給与・年金の方(給与・年金専用)にある作成開始ボタンをクリックします。

申告書の作成をはじめる前に

 事前に用意して机上に置いておくとスムーズに進められます。 申告会場に行く場合にも必要ですね。

  など

  • 所得控除に関する書類
    • 医療費の領収書
    • 生命保険料控除証明書
    • 地震保険料控除証明書
    • 寄附した団体などから交付を受けた寄附金の受領証
    • 社会保険料納付証明書(申告用) 市役所発行

  など

  • その他の準備
    • マイナンバーの番号 マイナンバーカードでの申告でなくても記載に必要です。
    • 配偶者がいる場合は配偶者のマイナンバーの番号、生年月日も必要。

提出方法の選択等

  • 作成する確定申告書の提出方法

     次のいずれかを選択します。後で変更出来ます。

    • e-Taxにより税務署へ提出
    • 確定申告書を印刷して税務署へ提出
  • 申告される方の生年月日

   申告書等への表示や控除額の計算に使われます。

所得の種類選択

 前年分の所得の種類について、いずれかを選択します。

所得の種類  説明 
給与のみ ※ 「給与所得の源泉徴収票」をお持ちの方、※ サラリーマンの方や、パート又はアルバイトによる所得のある方 など
年金のみ ※ 「公的年金等の源泉徴収票」をお持ちの方、※ 保険会社から送付された個人年金に係る「年金支払証明書」等をお持ちの方 など
給与と年金の両方 ※ 上記の両方に該当する方

 今回は年金のみを選択します。

 次に年金の種類の選択になりますが、公的年金のみ個人年金(公的年金等以外の年金)のみ公的年金と個人年金の両方の3種類あるうち公的年金のみを選びます。

 多分、どれを選んでも入力出来る欄が違うだけの同じ画面になるのだろうと思います。
 今回は公的年金の行のみが可能になっています。
 入力は源泉徴収票のどの部分を見るか図で示してくれているので迷うことはないです。

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 基金などの企業年金がある場合はここで忘れないで入力します。

所得控除の入力

 ここは人によって異なると思います。私の場合は社会保険料控除生命保険料控除地震保険料控除配偶者(特別)控除がありました。
 配偶者がおられる場合は配偶者(特別)控除を忘れないにしましょう。

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 この辺は会社に提出する年末調整の資料を書いていたよりも簡単です。

税額控除等の入力

 ここも人によって異なると思いますが、あまり関係はないと思います。災害減免を受ける場合はここで入力します。その場合は「り災証明書」等が必要になります。

計算結果の確認

 ここまでの操作で還付される金額が表示されます。申告書の第一表イメージを画面で確認できますので、前年の申告書と比較して項目のモレがないか確認できます。間違いが見つかれば修正出来ますので安心です。

住民税等に関する事項の入力

 16歳未満の扶養親族の有無、別居の控除対象配偶者・控除対象扶養親族の有無の2項目で有無を選択します。

 この後、還付金の受取方法(金融機関、口座の指定)、住所氏名等、納税地情報の確認等をします。
 配偶者と合わせてマイナンバーの入力をします。

おしまい

 後は申告書の送信・印刷になると思います。まだ必要書類が一つ足りないので完成してないのですよ。

 尚、送信の際は申告書控えを印刷して、入力の元となった資料と合わせて5年間保管するようにしましょう。 印刷したものを送る場合は、添付して送ることになると思います。

 さて、e-TAX、使ってみる気になりましたでしょうか?

 マイナンバーカードを使う場合は、カードリーダを用意しなくてはなりませんのでID登録してパスワードを使うのが良いと思います。ただ、この場合は税務署に出向いて登録しなくてはなりません。 私は昨年の確定申告会場で行いました。

 と書いたところでやまもさんの記事「SONY製ICカードリーダライタ RC-S330 を e-Tax で利用する」のコメントでパスワード方式が暫定だとありました。いずれマイナンバーカードのみになる方向らしいですね。ということはマイナンバーカードに対応したスマートフォンにしろということなのかな?  2019年1月からおおむね3年間の暫定期間らしいです。 その時はlinuxでは対応できないと思うので印刷して提出することになるのかな。