こうかの雑記

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昔の懐かしいこと、ubuntuのこと、その他いろいろ

東京音楽アカデミー(ギター科)

 整理していたら懐かしいものが出てきました。

 高校に進学した時、入学祝にと普段おねだりをしない私に祖母がクラシックギターを買ってくれました。
 当時、雑誌によく広告が出ていた通信教育の「東京音楽アカデミー(ギター科)」に入会したのですが、その時のテキストが出てきました。残念ながら1〜5ステップは見つかりませんでした。
 試しにネットで「東京音楽アカデミー」を検索するとヒットしたので驚きました。結構多くの人たちが受講していたのだなと今更ながら感心しました。また、まさかYoutubeで当時の試聴用レコードを聞けるなんて思いもしませんでしたので、本当に驚きです。
 この会社、今も株式会社アカデミー出版として続いているようです。

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 通信教育の受講期間は1年間で、一ヶ月ごとにテキストとレコード2枚がセットで送られてきました。最初にまとめて送られくるのではなく、毎月送られてくるというのが良いプレッシャーになっていたと思います。私はその月分のステップをこなすと同時に、前月分のステップも復習するという形で、一ヶ月に2ヶ月分を練習していました。
 そのお陰かどうか、途中で投げ出さずに無事終了することが出来ました。

 当時はテキストといっても楽譜に簡単な説明や注意が書かれているだけで、市販の教則本と変わらないかも知れませんが、レコードで演奏を聞けて、それを真似るというのが当時としては画期的だったのかも知れません。
 ちなみに高校のギター同好会で薦められた「カルカッシ教則本」は退屈なのでほとんど進められませんでした。他の同好会メンバーを見ていても上達している人は少なかったと思います。

 1年を過ぎると次の段階として「ステージのためのポピュラー・プログラム」というのが案内され、これも引き続き受講しました。こちらの受講期間六ヶ月でした。

 長年、教材とプレゼントのLPレコードは大切に残していたのですが、時代はレコードの時代ではなくなり、ステレオ機器の処分に合わせ、その他のレコード共に処分しました。テキストについてはいつか再びという日のために残しておきました。
 ギターは長い間放置している間にネックに大きなヒビが入って危ないので十年ほど前に処分しました。長年触れてなかったので右手はともかく左手が弦を抑えることが出来ず、まともな音が出ません。

 Youtubeでギターを見ていると、もう一度弾きたいという気持ちがでてきますが、さて、どうしたものか。
 しばらくはテキストから、好きだった曲等の楽譜をMuseScoreに入力して、当時を思い出してみようと思います。